インタフェース | 説明 |
---|---|
SaslClient |
SASL 認証をクライアントとして実行します。
|
SaslClientFactory |
SaslClient のインスタンスを作成するためのインタフェースです。
|
SaslServer |
SASL 認証をサーバーとして実行します。
|
SaslServerFactory |
SaslServer のインスタンスを作成するためのインタフェースです。
|
クラス | 説明 |
---|---|
AuthorizeCallback |
このコールバックは、あるエンティティー (認証済みの認証 ID によって識別される) が別のエンティティー (承認 ID によって識別される) の代わりに動作できるかどうかを判定するために SaslServer によって使用されます。
|
RealmCallback |
このコールバックは、レルム情報を取り出すために SaslClient や SaslServer によって使用されます。
|
RealmChoiceCallback |
このコールバックは、レルムの選択肢のリストからレルムを取得するために SaslClient および SaslServer によって使用されます。
|
Sasl |
SASL クライアントおよびサーバーを作成するための static クラスです。
|
例外 | 説明 |
---|---|
AuthenticationException |
この例外は、SASL メカニズムの実装によってスローされ、ID、パスフレーズ、またはキーが無効であるなどの認証に関連した理由により、SASL 交換に失敗したことを示します。
|
SaslException |
このクラスは、SASL の使用時に発生したエラーを表します。
|
SASL (Simple Authentication and Security Layer) は、チャレンジレスポンスプロトコルを指定します。このプロトコルでは、1 つには認証目的、もう 1 つには認証後通信を続行するセキュリティーレイヤーを確立する目的 (省略可能) で、クライアントとサーバーがデータ交換を行います。このプロトコルは、LDAPv3、IMAPv4 をはじめとする接続ベースのプロトコルとともに使用されます。SASL は、RFC 2222 で説明されています。
SASL には、さまざまなメカニズムが定義されています。各メカニズムは、認証を正常に実行するためにクライアントとサーバー間で交換する必要があるデータを定義します。特定のメカニズムが必要とするデータ交換を、そのメカニズムのプロトコルプロファイルと呼びます。次に、インターネット標準コミュニティーで定義されているいくつかのメカニズムを紹介します。
これらのメカニズムの中には、認証とセキュリティーレイヤーの両方を提供するものと、認証しか提供しないものがあります。Anonymous と S/Key は、セキュリティーレイヤーに対応していません。GSSAPI と DIGEST-MD5 では、セキュリティーレイヤーのネゴシエートが可能です。External では、セキュリティーレイヤーは外部プロトコルによって決定されます。
この API は、主に 2 つのグループの開発者によって使用されます。1 つは、LDAPv3、IMAPv4 などの接続ベースのプロトコルのクライアントライブラリ実装を作成する開発者のグループ、もう 1 つは、LDAP、IMAP などのサーバーを記述する開発者のグループです。クライアントライブラリを作成する開発者は、SaslClient インタフェースと SaslClientFactory インタフェースを使用します。サーバーを記述する開発者は、SaslServer インタフェースと SaslServerFactory インタフェースを使用します。
これらの 2 つのグループは、さらに、SASL メカニズムを作成する開発者のグループと SASL メカニズムを使用する開発者のグループに分類できます。SASL メカニズムを作成するグループは、これらのインタフェースに実装を提供する必要があります。一方、SASL メカニズムを使用するグループは、このパッケージ内の API を使用して実装にアクセスできます。
バグまたは機能を送信
詳細な API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE のドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.