Java™ Platform
Standard Edition 7

パッケージ javax.lang.model.element

Java プログラミング言語の要素をモデル化するために使用されるインタフェースです。

参照: 説明

パッケージ javax.lang.model.element の説明

Java プログラミング言語の要素をモデル化するために使用されるインタフェースです。 このパッケージでは、「要素」という用語はプログラム要素 (プログラムを構成する宣言されたエンティティー) を表すために使用されます。要素には、クラス、インタフェース、メソッド、コンストラクタ、およびフィールドが含まれます。このパッケージのインタフェースでは、メソッド本体の内部にあるプログラムの構造はモデル化されていません。たとえば、for ループや try finally ブロックの表現はありません。ただし、インタフェースではメソッド本体の内部にのみ存在する一部の構造 (ローカル変数や匿名クラスなど) はモデル化することができます。

注釈処理のコンテキストで使用するときは、表される要素の正確なモデルを返す必要があります。これは言語モデルであるため、ソースコードはクラスファイルなどの実行可能な出力の中の表現ではなく、その構造構文の基準となる表現 (参照表現) を提供します。実行可能な出力は、モデル化要素を作成するための基礎として機能することができます。ただし、ソースコードを実行可能な出力に変換する処理では、ソースコード表現の一部の特性を復元することが許可されない場合があります。たとえば、source retention を持つ注釈をクラスファイルから復元することはできません。また、クラスファイルがソースの位置情報を提供できない場合もあります。次のような場合に、要素上の修飾子が異なる可能性があります。

また、入れ子にされたクラスの実装で使用されるアクセス用メソッドや、共変戻り値の実装に使用されるブリッジメソッドなど、クラスファイルの合成構造構文は、このモデルの外部の変換アーティファクトです。

注釈処理中は、不完全なプログラムやエラーのあるプログラムでの操作が必要ですが、結果として得られるモデルの品質が低下します。ソースコードが構文的に整形式ではない場合や、新しい型の生成によって取り除くことができないようなその他の回復不能なエラーが発生した場合は、モデルが実装の質の問題となることも、ならないこともあります。プログラムが構文的に正しくても、その他の部分でエラーがある場合、返されるモデルには、プログラム内のメソッド本体がすべて "throw new RuntimeException();" で置き換えられた場合と同程度の情報が含まれる必要があります。見つからない型 XYZ をプログラムが参照する場合、返されるモデルには、型 XYZ の宣言が "class XYZ {}""interface XYZ {}""enum XYZ {}"、または "@interface XYZ {}" であるとみなされた場合と同程度の情報が含まれる必要があります。見つからない型 XYZ<K1, ... ,Kn> をプログラムが参照する場合、返されるモデルには、XYZ の宣言が "class XYZ<T1, ... ,Tn> {}" または "interface XYZ<T1, ... ,Tn> {}" であるとみなされた場合と同程度の情報が含まれる必要があります。

特定の実装で特に指定されないかぎり、このパッケージのメソッドが返すコレクションは、呼び出し側からは変更不可能であり、並行アクセスに対しては安全ではないと想定するようにしてください。

特に指定されないかぎり、このパッケージのメソッドは null 引数が渡されると NullPointerException をスローします。

導入されたバージョン:
1.6
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