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Windows 10 では、$(ProjectDir) に 置いたDLL をロードできない。 |
H.Kamifuji |
- はじめに
DLL をロードするアプリの Visual Studio プロジェクトで、デバッグしようとすると、のっペから、下記のようなメッセージを吐き、デバッグできない。
取りあえずの対処方法を掲載してお気ます。
- Windows 10 で、DLL をロードするアプリ開発時の注意事項
プロジェクトのプロパティ設定画面を開き、下記のように、デバッグタブには、コマンドに $(TargetPath) 作業ディレクトリに $(ProjectDir) が設定されています。
この設定で、Windows 10 + vs2010 では、作業ディレクトリ（ .cpp .h などがある $(ProjectDir)）に置いた DLL を読み込むことができません。
Windows 7 + vs2013 | vs2015 では、問題なく動作している。Windows 10 + vs2010 | vs2013 | vs2015 では、ことごとくＮＧです。
取りあえず、DLL を $(targetPath) のディレクトリにコピーしておくと、デバッグできます。Microsoft の修正を待つしかないと思う。
ちなみに、上記のデバッグのプロパティと同じ設定（アプリと作業ディレクトリが異なる）にした、ショートカットを手動で作成すると問題なく動作するのも、まか不思議です。
Visual Studio でのデバッグ実行コードに対し、Windows 10 のカーネルの先走り改修があるように思われる。
- もっとスマートな回避策
上記の対応では、いちいち DLL を移動しなければならない。フォーラムに質問して、path からロードさせることを提案頂きました。
下記のように、環境に、path=$(path);$(ProjectDir) を追加すると、うまくロードすることができました。
取りあえずの対処方法としては、将来そのままにしておいても弊害の無いスマートな回避策と考えています。
Visual Studio フィードバックに投稿するように、Microsoft のオペレータから提言頂きましたので、下記に投稿させてもらっています。
https://connect.microsoft.com/VisualStudio/Feedback/Details/1726793
- この問題は、解消されました。
この問題は、Windows 10 の OS が 1607 にアップデイト後に解消されました。
ちなみに VS2015 の Version は、14.0.25420.01 Update 3 です。
- リリースノート
- 2017/02/18 問題が解消しましたことを掲載した。
- 2015/09/05 もっとスマートな回避策を掲載した。
- 2015/08/29 本ページを掲載した。
- 2015/08/17 XP 実行アプリの作成ページを掲載した。
- 2015/08/13 richEdit2 サンプルを掲載した。
- 2015/08/02 windows 10 にアップデートされた。
- 2015/07/27 2015RC 用の VC_MBCSMFC を入手
- 2015/07/23 Ver = 1.01 初版リリース
- 関連ページ
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