pdfpw 操作説明書
H.Kamifuji
カウンタ
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  1. はじめに

    　このツールは、 PDF Labs の pdftk ツールを使用して、pdf ファイルのプロパティとパスワードを編集するものです。

  2. ＰＣへのインストール方法

    　ＰＣへのインストールは、このインストーラ pdfpw.msi をダウンロードして下さい。
    　インストールに関しては、特に制限事項はありません。変えるとすれば、スタート・メニューのインストール先を「全てのユーザ」位と思います。
    　このアプリケーションは、windows X / 7 機において動作確認しています。
    　PC の最小構成としては、windows XP/2000 では、1 GB 以上のメモリ、また windows 7 では、2 GB 以上のメモリを推奨します。

  3. pdfpw の使い方

    　pdfpw を起動するには、デスクトップ上の pdfpw 起動アイコンです。 をダブル・クリックします。
    　起動されると、下記のような「メイン」画面が表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　起動後、赤丸部の [ << ] ボタンをクリックして、編集元の pdf ファイルを選択して下さい。そうすると、左側のエディット・ボックスにファイル名が入力されます。
    　Output File (_pw) : には、パスワードなど編集後の出力ファイル名が自動的に入力されます。Output File (_up) : には、パスワードなど解除後のファイル名が入力されます。
    　また、エディット・ボックス内に直接キーインして、編集しても、大丈夫です。
    　次に、パスワードを設定する方法を説明します。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　上側の緑丸部の出力ファイル名が入力されていることを確認して下さい。
    　次に、左側の緑丸部の設定するプロパティを指定します。チェックされている項目が許可になります。Printing と DegradedPrinting の両方にチェックされているときには、DegradedPrinting のみが有効になります。
    　次に、右側の緑丸部のパスワードを指定します。管理者パスワードは、必須です。表示用パスワードは、指定しなくても大丈夫です。
    　以上の設定が完了すると、赤丸部の [ Set Property and Password ] ボタンをクリックして、実行して下さい。
    　出力先のファイルが存在するときには、下記のメッセージ・ダイアログが表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　削除して続行するときには、[ OK ] ボタンをクリックします。削除できないファイルのときには、[ キャンセル ] ボタンをクリックし、出力ファイル名を変更して、再度実行して下さい。
    　管理者用のパスワードが指定されていないときには、下記のメッセージ・ダイアログが表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　この時も、[ OK ] ボタンをクリックして、再度実行して下さい。
    　正常に実行された時には、下記の緑丸部に、「pdf ファイルを作成しました。」と表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　次に、プロパティとパスワードを解除する方法を説明します。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　緑丸部の出力ファイル名を確認して下さい。次に、管理者用のパスワードを入力して、赤丸部の [ Clear Password ] ボタンをクリックして下さい。
    　管理者パスワードが間違っている時には、下記のメッセージ・ダイアログが表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　また、管理者パスワードと表示時パスワードは、異なる必要があります。同じパスワードを指定したときには、下記のメッセージ・ダイアログが表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　正常に実行された時には、下記の緑丸部に、「pdf ファイルを作成しました。」と表示されます。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　次に、pdf ファイルの metadata ( プロパティ、しおり情報など ) を表示する方法を説明します。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　パスワードが設定されているファイルのときは、緑丸部の管理者用パスワードを入力して下さい。その後、[ Disp Metadata ] ボタンをクリックして下さい。

    pdfpw の実行画面コピーです。

    　Metadata は、上記のように緑丸部に表示されます。右側のスクロール・バーにて全体を見ることができます。PostScript を理解されている方においては、これらの情報から、「しおり情報の追加／編集などができます。エディット・ボックスに表示されていますので、カット＆ペーストで、持ち運んでご利用できます。


  4. 注意事項

    　本システムでは、パスワード表示にフィルターを掛けていません。使用時には、パスワード漏えいには、注意して下さい。
    　パスワードの漏えいよりも、入力間違いで、保守不能になるなどの弊害をなくす使い勝手を優先しています。

  5. 関連資料リンク集

  6. リリースノート
    • 2014/05/10 Ver = 1.03 PDF Printer Server の操作説明書ページをリンク。
    • 2012/12/26 Ver = 1.02 管理者と表示時のパスワードの整合性チェックを追加。
    • 2012/12/22 Ver = 1.01 初版リリース。

  7. 問い合わせ者

    kamifuji TEL ---- , E-Mail ------------------------