extcheck - jar の競合検出ユーティリティー
extcheck は、ターゲットの jar ファイルと現在インストールされている拡張機能の jar ファイル間のバージョンの競合を検出します。
形式
extcheck [ -verbose ] targetfile.jar
説明
extcheck ユーティリティーは、指定された Jar ファイルのタイトルおよびバージョンが Java™ SDK にインストールされている拡張機能と競合していないかをチェックします。拡張機能をインストールする前に、このユーティリティーを使って、バージョンが同じか、より新しい拡張機能がすでにインストールされていないかどうかを調べることができます。
extcheck ユーティリティーは、targetfile.jar
ファイルのマニフェスト内のヘッダー Specification-title
および Specification-version
を、拡張機能ディレクトリ内に現在インストールされているすべての Jar ファイル内の対応するヘッダーと比較します。デフォルトでは、拡張機能ディレクトリは、jre\lib\ext です。extcheck ユーティリティーは、java.lang.Package.isCompatibleWith メソッドと同様の方法でバージョン番号を比較します。
競合が検出されない場合のリターンコードは 0 です。
拡張機能ディレクトリ内の jar ファイルのマニフェストに、同一の Specification-title
、および同一またはより新しい Specification-version
番号がある場合は、0 でないエラーコードが返されます。targetfile.jar
のマニフェストに Specification-title
または Specification-version
属性がない場合も、0 でないエラーコードが返されます。
- -verbose
- 拡張機能ディレクトリ内の Jar ファイルを、チェック時に一覧表示します。また、ターゲット jar ファイルのマニフェストの属性、および競合する jar ファイルについても報告します。
- -Joption
- Java 仮想マシンに option を渡します (option は、「Java アプリケーション起動ツール」のリファレンスページに記載されているいずれかのオプション)。たとえば、-J-Xms48m と指定すると、スタートアップメモリーは 48M バイトに設定されます。
関連項目
jar