jrunscript [ options ] [ arguments... ]
jrunscript はコマンド行スクリプトシェルです。jrunscript は、対話型 (読取り-評価-出力) モードとバッチ (-f オプション) モードの両方のスクリプト実行をサポートします。これはスクリプト言語に依存しないシェルです。デフォルトの使用言語は JavaScript ですが、-l オプションを使えばほかの言語も指定できます。jrunscript は、Java とスクリプト言語との通信によって「探求的なプログラミング」スタイルをサポートします。
注: このツールは試験的であり、将来の JDK のバージョンでは利用できなくなる可能性があります。
[arguments...] が存在していて、かつ -e、-f のいずれのオプションも使用されなかった場合、最初の引数がスクリプトファイルとなり、他の引数が存在する場合はスクリプト引数として渡されます。[arguments..] と、-e または -f が使用されている場合、すべての [arguments..] がスクリプト引数として渡されます。[arguments..]、-e、-f がどれも存在しなかった場合は、対話型モードが使用されます。スクリプトからスクリプト引数を使用するには、「arguments」という名前の String 配列型のエンジン変数を使用します。
jrunscript -e "print('hello world')" jrunscript -e "cat('http://www.example.com')"
jrunscript -l js -f test.js
jrunscript js> print('Hello World\n'); Hello World js> 34 + 55 89.0 js> t = new java.lang.Thread(function() { print('Hello World\n'); }) Thread[Thread-0,5,main] js> t.start() js> Hello World js>
jrunscript test.js arg1 arg2 arg3test.js が実行対象となるスクリプトファイルであり、arg1、arg2、および arg3 はスクリプト引数としてスクリプトに渡されます。スクリプトは「arguments」配列を使ってこれらにアクセスできます。
JavaScript が使用される場合、jrunscript は、最初のユーザー定義スクリプトを評価する前に、いくつかの組み込み関数や組み込みオブジェクトを初期化します。これらの JavaScript 組込み機能については、jsdocs を参照してください。