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第 5 章
2D グラフィックスの印刷とストリーム配信
Java 2D™ 印刷 API は、Java™ 2 SE, version 1.2 以降に含まれている java.awt.print パッケージです。Java 2D 印刷 API を使用して、PrinterJob を作成したり、ユーザー向けのプリンタダイアログを表示したり、画面に描画するときに使用される java.awt.Graphics および java.awt.Graphics2D クラスを使用して、ページ分割したグラフィックスを印刷したりできます。
プリンタの検出や印刷属性の指定などの Java 印刷サービスの新機能の多くは、Java 2D 印刷 API のユーザーにとっても非常に重要です。Java 2D 印刷のユーザーがこれらの機能を使用できるようにするために、java.awt.print パッケージが Java™ 2 SE, version 1.4 用に更新され、それにより Java 2D 印刷 API から Java™ 印刷サービスにアクセスできるようになりました。
Java 2D 印刷アプリケーションの開発者は、次の 4 つの方法で Java 印刷サービスを Java 2D API とともに使用できます。
- PrinterJob を使用して、2D グラフィックスを印刷する。
- PrinterJob を使用して、2D グラフィックスをストリーム配信する
- DocPrintJob とサービス書式設定済み DocFlavor を使用して、2D グラフィックスを印刷する
- DocPrintJob とサービス書式設定済み DocFlavor を使用して、2D グラフィックスをストリーム配信する
「PrinterJob を使用したグラフィックスの印刷またはストリーム配信」のセクションでは、最初の 2 つの方法について説明します。「サービス書式設定済みデータ」のセクションでは、その他の 2 つの方法について説明します。
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