JDBC-ODBC ブリッジを使用すると、Java プログラミング言語で作成されたアプリケーションで、JDBC API を、多数の既存 ODBC ドライバとともに使用できます。このブリッジ自体が、JDBC テクノロジに基づくドライバ (「JDBC ドライバ」) です。sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver クラス内に定義されています。このブリッジは、JDBC サブプロトコルの odbc を定義します。
JDBC-ODBC ブリッジは、暫定的なソリューションと考える必要があり、JDK 8 では削除される予定です。また、Oracle は JDBC-ODBC ブリッジをサポートしません。JDBC-ODBC ブリッジでなく、データベースのベンダーによって提供されている JDBC ドライバを使用することを推奨します。
理想的には、使用したいのは Pure Java です。Pure Java なら、ネイティブコードも、プラットフォームに依存する機能もありません。しかし、すぐにでも開発を始めなければならず、Java だけで作られた JDBC ドライバが DBMS から提供されるのを待てない場合もあります。JDBC-ODBC ブリッジのように一部だけネイティブなドライバを使えば、Pure Java のドライバが利用できるようになったときに簡単に対応できるプログラムを作ることができます。